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展覧会開催に向けて

この度、Arai Associatesでは3月20日より太田遼個展「風穴 A.K.A VOID」を開催いたします。

現在日本だけはなく世界中で新型肺炎の影響により美術館やギャラリーの休館が相次いでいます。その中で今回の個展を予定通り開催することに様々なご意見があるかと思います。今回太田さんから開催に関しての是非を問われた際、スペースの運営をしている立場としては悩みました。万が一を考えることも運営者の役目だと思っているからです。しかし私個人としては中止する考えはありませんでした。

時期を変えるべきか、予約制にするべきか、時間を短縮すべきか、たくさんの案がありますがArai Associates、太田遼さん、そして来場者の皆様、関わる方にそれぞれができる対策をお願いした上で予定通りに展覧会を開催することに決めました。

私は社会人として毎日マスクを着用し満員電車に乗って通勤しています。私にとっては会社で働くことも、Arai Associatesを運営することも趣味に没頭することも全てが同じ場所にあり、こういったときだからこそできる限りの対策をした上で通常通りに生活をすることが大切だと考えます。自粛や延期することも大切なことですが、生活に不可欠な要素の一つが崩れてしまうことは生活自体が危うくなってしまうことも事実としてあります。

会社で働くことと、不特定多数の人が来場する場所を提供することは全くの別物です。そのため多くの方が集まることが予想される今回予定していたオープニングイベントや会期中のイベントに関しては中止をします。そして来場者に皆様への手の消毒、マスクの着用のお願いをしながら展覧会を開催することが今の私たちができることであり、すべきことだと考えました。

皆様どうぞご来場ください!…とは言えない時期かもしれませんが、今でしか見られない展覧会になると思います。

よろしくお願いいたします。

Arai Associates
新井杏